01from ferris to you
“おたより”
20161205
文学部日本語日本文学科中世文学ゼミでは、今年も恒例の鎌倉フィールドワークを実施しました。
幕府跡と言われる宇都宮辻子御所の記念碑を見つつ(画像①)、段葛を通って、鶴岡八幡宮へ。七五三のお参りをする家族や、結婚式に向かう風景が境内のあちらこちらに見られました。その後、源頼朝墓、荏柄天神を見学。荏柄天神では、天神像の推移について説明し、皆で学問成就を祈願いたしました。(②)また少し歩いて、鎌倉宮に行き、護良親王が幽閉されたと伝えられる土牢(③)や首塚を見学。太平記や義経伝承との関係についてミニ講義をしました。
小町通りで遅めの昼食をとった後は、江ノ電に乗って鎌倉大仏の高徳院へ。東関紀行の時代に思いを馳せながら、紅葉を背景にした優しいお顔を見上げて、ゆったりとした時間を過ごしました。(画像④)
今回は、ゼミOGも5人参加してくれて、現役ゼミ生と交流を深めることができました。一足先に社会に出て活躍するOGの話は、学生にとってとても貴重で、学ぶことも多いようです。こうしたゼミの縦のつながりも、本学日本語日本文学科の特徴ですよね。私自身も、学生やOGと、鎌倉の歴史と自然を堪能することができて、すばらしい一日を過ごすことができました。また、来年も行きたいと思います。
文学部日本語日本文学科教授 谷知子