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“おたより”

20160614

現代家族の抱える課題を考える「現代家族と福祉」

国際交流学部の学びは、3つのプログラムで成り立っています。今回は、「人間環境プログラム」のうち、「現代家族と福祉」(担当:国際交流学部 金香男教授)について紹介します。

この授業は、現代の家族が日常生活で直面する生活課題と諸問題を整理し、身近なところから分析・検討していくことによって、現代の家族と福祉を取り巻く状況について考えていく授業です。

6月8日には、ゲストスピーカーとして『貧困世代―社会の監獄に閉じ込められた若者たち』の著者でもある藤田孝典氏(NPO法人ほっとプラス代表理事)をお招きして、「若者が生きにくい国――現場からの声を聞く」をテーマに公開授業を行いました。藤田さんは、2004年からNPO法人で活動されており、現在は、年間500件近くの相談を受けています。授業では、10~20代前半の若者の具体的な事例や体験談をもとに貧困世代に対する社会支援の必要性についてお話しされました。

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離婚や一人親家庭の増加、賃金の低い非正規職労働者の増加、ブラック企業・バイト問題、奨学金破産問題など、若者を取り巻く環境が大きく変化するなか、学生からは多くの質問が寄せられ充実した質疑応答の時間となりました。また、一人で悩まず、互いに共有することで社会問題として認識し解決していくことの大事さについても学ぶことができました。

このように専門家や実務家から直接お話を聞くという経験を通して、学生は現代家族と社会福祉を取り巻く状況について、現実的かつ具体的に考え、よりいっそう理解を深めることができました。

国際交流学部国際交流学科

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