“おたより”

本学には〈フレンドリーグループ〉という、教員と学生のサークルのようなものがあります。教員がテーマを考えて呼びかけ、関心を持った学生が所属学科に関係なく応募します。
私がこれまでに企画したのは「フットサル」と「将棋」。それぞれ3～4年続けたので、前期に集まったときはみんな初心者ですが、後期の終わるころには充分にゲームを楽しめるようになっていました。

さて体力系、知力系ときたら、今度はそのミックス、動きながら声を出しながら頭を使う…模擬授業のサークルです。

その名も「教壇に立つ！」。

国語の教職や日本語教師を目指す学生が、とにかく場数を踏めるよう、企画しました。1，2年生だって希望すれば授業できます。

写真は2016年度１回目。教育実習スタートを目前に控えた４年生が、昼休みの40分を使って授業20分、検討会20分を行いました。教材は文庫本4ページ分の小説、対象学年は中学3年生という想定です。

描写とその意味を読み解いていくわけですが、生徒役の学生からは思いもよらない解釈が提示され、感心したり笑ったりの楽しい昼休みとなりました。口頭説明の言葉、板書、ペースなど課題はもちろんありますが、実習先でしっかり学び、洗練されて帰ってくるのを楽しみにしています。

文学部日本語日本文学科　勝田耕起