01from ferris to you
“おたより”
20160304
まもなく2011年3月11日の東日本大震災から5年目を迎えようとしていますが、福島については日頃話題に上らず、だんだんと忘れ去られてしまっているのが現状です。国際交流学部を中心とするフェリス学生有志は、全村避難地域である福島県・飯舘村へのスタディツアーを行い、その成果を発信するイベントを、横浜・関内のレストラン「80*80(ハチマルハチマル)」とコラボで続けています。2月9日の第4回イベントには、学内外から24名の参加がありました。
今回は福島の環境再生に関わる方法として、「語り続けること、関心を持ち続けること」の意義を考えようと、福島出身のフェリス生2人が、この4年半で感じてきた「話しづらさ」についてぶっちゃけトーク。おいしい料理をいただきながら、参加者の皆さんとおしゃべりしました。
参加者の方から、「相手が福島県出身だった場合、どうしても福島や震災の話題は避けてしまう」と発言が。福島出身者も、「友達との雰囲気が重くなることを恐れて、この話題にふれなくなっている」と、お互い過度に相手の反応を気にしてしまう現状があることわかりました。でも、今回のようにちょっと勇気を持って、「何が正解か分からないけれど、自分で考え、身近な人と話してみる」ことが、環境再生に向けて人々の共感をうむ一歩になるというご意見をいただきました。
次回の「おしゃべりカフェ」は3月26日(土)、レストランの屋上でお花見しながらの、福島名物「芋煮会」を企画しています!震災5年目を期に、ぜひ参加してみませんか?
国際交流学部 高雄綾子