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“よみもの”

20151221

1冊の本との出会いがその先の未来を決める

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文学に親しめる最高の環境を求めて

私は、中学の頃から古典が好きで、大学でもその道に進みたいと思っていました。実際に高校2年の時に授業では飽き足らなくて、もっといろんな本を読んでみようと、図書館などで古典関連の書籍を探しにいきました。その時に出会ったのがフェリスの谷知子先生の和歌の本でした。

読んでみて内容はもちろんのこと、和歌の世界に入り込める面白さに惹かれたのと同時に、先生のもとで学んでみたくなりフェリスを目指すことを決めました。大学を選ぶ上で、尊敬できる先生のもとで学べるというのは自分の意欲を引き出す面でも大変メリットのあることだと思います。

また古典だけでなく、近代や上代の文学にも親しみたかったので、フェリスの日本文学科なら私の学びたい分野を網羅できると思いました。

現在は念願の谷先生の「日本言語文化専門中世ゼミ」でゼミ長を務めています。谷先生のゼミは毎年人気があり、希望する学生が多く、選考のための志願書作りに本当に力を入れて、発表までドキドキしていたのを覚えています。

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ゼミ旅行の様子

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ゼミでの成長が、将来の自分への期待に変わる

ゼミでは、日本の中世を中心に、幅広い時代の文学作品を扱っています。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』等、中世に深く関わりのある有名なジブリ作品の研究もしており、冬には学生主体の劇も行っています。台本から演出まですべて自分たちで行うので、絆も深まってとても楽しいです。

自分自身の成長としては、文献を求めて県外まで行ったりするアクティブな精神が生まれました。また以前より責任感を持つようになり、割り当てられる範囲に差はあれど、基本的に自ら研究題材を選んで自己責任で進めていくので、時間配分も上手くなったと思います。そして誰かの発表に対し、質問と意見がすらすらと言えるようになったこともこれからの社会人生活でのスキルとして必要なことと受け止めています。

一冊の本を通して、先生、大学、ゼミ、仲間との出会いが生まれましたが、ここで学んだことを大切に今後のキャリアを積んでいきたいと思っています。

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劇当日の準備風景

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