03special
“よみもの”
20151221
討論を通して自分自身を成長させる
私がとても興味をもって履修したのは荒井真教授の「基礎演習」というゼミです。
それまで取ってきた授業は講義形式のものがほとんどだったので、この授業を通して、積極的に考え発言する力を身に付けることができたと思います。
「基礎演習」とは、生命倫理をテーマに法律問題、医療技術、倫理問題、宗教、文化などの多元的な視点から討論を行う授業です。毎回テーマに合わせて賛成派・反対派に分かれ、テキストや資料での意見をもとに、それぞれの根拠を調べてまとめて発表しあっていきました。
生命倫理というと少し重たいテーマに感じるかもしれませんが、賛成・反対に分かれて討論することで多角的な視点を得ることができました。そして、自分の興味に合わせてその問題を深く掘り下げることがとても楽しかったです。また、立論から尋問、反駁、結論と順序立てて行われる討論は回数を重ねるごとに、自然と論理的思考力と構成力を身に付けさせてくれました。
国際交流学部で学べること
フェリスに進学したのは教育理念である「For Others」に惹かれたためです。具体的に進路を絞り切れていなかった当時、この考えのもとでなら大学生活の中で広い視野をもって将来の目標を見つけられると感じました。
その中で、国際交流学部を選んだ理由は、自分のカリキュラムの組み方次第で環境やジェンダー、社会問題、文化思想などの様々な国際交流の分野において、専門的にも総合的にも学べると思ったからです。「基礎演習」ゼミはまさに自分が求めていた授業で、そのほかにも国際的なテーマから日本やその周辺地域について、グループでの意見交換によって自分自身の考えをアウトプットしていくような授業も選択することができました。
フェリスの少人数で行われる授業は密度が高く、より自身の理解を深めることができます。充実した大学のサポートのもと、わたしたちの個性を伸ばし育ててくれる環境でのびのびと学んでいます。