02interview
“わたしたち”
20151220
福島が他人の地ではなく、私の友達の地としてつながる
私は、ボランティアセンターの学生コーディネーターとして「サマースクールプログラム@横浜」という活動のまとめ役を経験しました。このプログラムは、福島の子供たちに、東日本大震災後の環境への不安から解放され、横浜の自然の中で遊び、学び、楽しい思い出となる夏を過ごしてもらうことを目的としています。
プログラムを終日フェリスで行った日は、様々な活動があったので、一日中同じ場所にいたのにも関わらず飽きないで楽しんでくれていました。レゴブロックやエコバック作り、チャペルでの演奏鑑賞、そして体育館での自由時間など、普段は物静かな子も楽しそうに思いっきり体を動かしていたのが印象的です。
このプログラムで私にできることは本当に限られていますが、それでも、プログラムを行うことは、私にとっても喜びであるし、福島という普段はつながりの無い地域の子どもたちとつながれたことは、恵みであったと感じています。
たくさんの人との出会いを形にしていきたい
様々なボランティア活動を通して、自分にできることは何か、をよく考えるようになりました。自分の限界を知ることや、諦めるということも必要なのではないかということなど。国際協力や社会運動など、もっとやりたい事はあるけれど、時間も能力も限られている。でも、できることはどこかに必ずあって、それを探すことが大事であるということを知りました。そして、色んな活動を通して、沢山の方々に出会えたことが一番の恵みです。生き方や考え方についてとても勉強させて頂きました。
世界にはいろいろな人がいて、自分が見えている世界はほんの一部なのだということを、多くの人に知ってもらいたいので、多くの人が集まるコミュニティの中心となる場をつくりたいと考えています。農業が好きなので、それが農園だったら最高ですね。もっと欲を言えば、そこで出会った人同士が何か新しいものをつくり出し、大きな社会の中では埋もれてしまうような人も楽しめるような場になってほしいです。