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“おたより”

20150824

教職員の「おすすめの一品」コーナー No.3

第3回目の「おすすめの一品」は、文学部 英語英米文学科教授でアメリカ史・歴史学がご専門の梅﨑先生です。

「移民の街サンフランシスコのヌードル」を紹介していただきました。

アメリカといえばハンバーガーでしょうか?じつは最もポピュラーな食べ物はピザだったり、最近ではメキシコ料理だったりします。特別研修で滞在したアメリカ西海岸のベイエリアは、さまざまな楽しい食であふれていました。

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サンフランシスコへの入り口、 ゴールデンゲート・ブリッジ

その中心に位置するサンフランシスコは、古くから太平洋を渡ってきた移民の玄関口です。最初にやって来たのは中国系で、大陸横断鉄道は彼らがつくったとも言われます。19世紀後半には排斥を受けましたが、現在でも西半球で最大規模の中華街があります。日系人も日本人街を形成しました。第二次大戦中には敵性外国人として収容所に送られますが、後に街を再興します。寿司ばかりでなく、いまやラーメンはシリコンバレーのビジネスマンにもブームです。ベトナム戦争後に増加したベトナム系は、リトル・サイゴンとよばれる街をつくっています。フォーという米のヌードルは、あっさりしていて人気です。この他にもタイ系、フィリピン系などさまざまなアジアの麺が人びとの食欲を満たしてしてくれます。

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中華街の肉入りワンタン麺

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リトル・サイゴンのフォー

もちろんハンバーガーも健在です。しかしバーのカウンターにはタイのチリソースが置かれていたりと、多様なバックグラウンドを持つ人びとが集まるアメリカならではの食文化がそこにあります。

文学部英語英米文学科 梅﨑透

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