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“おたより”

20150706

国文学会大会が開催されました

文学部日本語日本文学科の学生と教員全員が所属する「国文学会」。文学散歩・観劇会・機関誌「玉藻」の発行などを企画・運営しています。

今年度からは、従来の新入生歓迎講演会を、さらに学問としての日本語日本文学を見つめ直し、清新な視点から学びを深める行事にバージョンアップ! その名も新たに「国文学会大会」として6月25日(木)にキダー・ホールにて開催されました。

総会に続く研究発表会では、塚越理恵さん(博士課程前期1年)が「梨木香歩『エンジェル エンジェル エンジェル』の世界」を、佐藤洋美さん(博士課程前期2年)が「源氏物語「今参り」考―匂宮と浮舟との邂逅をめぐって―」をそれぞれ発表しました。先輩たちの研究内容を聴いた学生たちは大いに刺激を受けたようでした。ここで学び得たことをきっと今後の演習発表や卒論作成に活かしていくことでしょう。

後半のテーマは〝歌舞伎〟。
まずは「歌舞伎のミライ―伝統と創造―」と題した吉田弥生(日本語日本文学科教授)の解説。

続く講演会は、市川笑三郎先生(歌舞伎俳優・澤瀉屋)による「歌舞伎の楽しみ方!」。歌舞伎がいかに「歌」「舞」「伎」の要素から成るかについて(ツケ打ちの長坂昇さんもご参加!)女形と立役の発声や所作の違い等から詳しくお教えいただきました。

体験コーナーでは、歌舞伎で使われる動きを組み合わせた「歌舞伎体操」を会場総立ち、全員参加で挑戦。長時間にわたった当日の聴講の凝りも一気に吹っ飛びました。

本物に触れ、体験することを通して「古典芸能・歌舞伎」がググッと身近に感じられるようになりましたね。

文学部日本語日本文学科 吉田弥生

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