01from ferris to you
“おたより”
20150204
フェリスには障がいのある学生の支援を担当する「バリアフリー推進室(通称バリフリ)」があります。バリフリでは、フェリス生の学生生活をバリアフリーなものにするサポートの提供だけでなく、学内行事のバリアフリーにも取り組んでいます。
……「学内行事のバリアフリー」?! みなさんはどんなことを思い浮かべましたか?
たとえば、講演会にスクリーン投影式のパソコンテイク(パソコンを使った文字通訳)をつけることもそのひとつです。パソコンテイクは聞こえにくい人たちのためのサポート方法。複数の人が連携して文字入力をして、音声情報を「見る」情報に換えていきます。
フェリスでは、キリスト教講演会や大学祭、クリスマス礼拝などの行事の際には、講師のとなりにスクリーンを立て、講師の話す内容をパソコンテイクによって要約・成文して投影しています。こうすることで、聞こえにくい人も、音だけでは話の内容が入ってこない人も、聞き慣れない言葉に頭が「?」になっている人も、字幕を見れば一目瞭然。そういうことを言っているのね、と理解できるようになります。
もちろん、バリフリの学生スタッフがその場でリアルタイムに打ち込むので、話されている内容とまったく同じにすることは難しいのですが、学生たちはなるべく正確に表すべく講演内容の予習や日々の練習に励んでいます。
バリフリが設立されたのは2008年。以来、パソコンテイクはフェリス生の得意分野としてその技術が受け継がれ、現在もブラッシュアップを重ねています。
バリアフリー推進室