01from ferris to you

“おたより”

20140512

大学の先生は、日々、何をしているの?

講師講演風景

さわやかな5月、各地で研究大会などが開催される季節です。文学部には、さまざまな領域で活躍する研究者がいます。大学の先生は教育者であると同時に研究 者なのです。ですから、日々、自分の研究分野に関する論文や著書の執筆に励んでいます。また、日ごろの研究の成果を口頭で発表するのも、研究者の大切な務めです。

本学でも常時、学会関係の全国大会や支部会などが行われています。5月10日(土)には、緑園のキダーホールで、「日本イギリス児童文学会」の東日本支部 例会が催されました。講師は立教大学の石橋正孝氏(日本ジュール・ヴェルヌ研究会会長)。「ヴェルヌ的『児童文学』とは何か」と題して、作家と編集者の協 力によって作品が形成された歴史的事実を興味深く話して下さいました。研究発表はお二人の若手の研究者。佐野彩子氏はイギリスの作家Alison Uttley のA Traveller in Time(タイム・ファンタジー作品)における「時間」や「名前」に関する研究を、本学大学院博士後期課程の高野弘子氏は「ローラ・インガルス・ワイル ダーへの子どもたちの手紙」を題材に、「子ども読者の声」に関する研究を発表しました。なお、この会のために、本学英語英米文学科の学部生・大学院生のほ か、卒業生・修了生も大勢参加し、学ぶとともに、会の運営に携わりました。

このような研究会が全国各地で開催されています。在学生はもとより、これから大学受験を目指している高校生も、オープンキャンパスなどと同じように、大学での研究大会などを覗いてみるのも、大学選びの良い判断材料になると思います。そうした場に足を運んで、大学での学びや将来の夢を育んで下さい。

学ぶことは、おもしろい!

文学部英語英米文学科 藤本朝巳

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